【2】 SSH講演会②

 今回は、秋田大学の細川和仁先生に「科学すること・探究すること~科学的な探究を進める上での心構え~」と題して講演を行っていただきました。「探求する力」にはどのような力や心が関係しているか? 科学的な探求を進めるうえでの心構えは? などの問いかけから始まり、「納豆にダイエット効果はあるか」という実験を想定して実験群と対照群の条件設定を考えたり、相関と因果の違いについて理解を深めたりすることを通じて、科学的思考法の基礎を学びました。また、科学的思考力を高めるために普段から心がけるべきこととして、①物事の結びつきを視野を広げて捉えること、②本当にそうなのか?何か隠れている要因があるのでは?一部を切り取っているのでは?一方向からしか見ていないのでは?といった疑問をもつことなどが挙げられました。私たちは変化の激しい世界に生きているわけですが、そうした中でこそ、正解はないけれども自分なりの解を導き出すための営み、すなわち科学する、探求する営みが私たち現代人に必要なリテラシーなのだと実感した講演でした。

会場:大講堂

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