生徒の皆さんこんにちは。毎日どのように過ごしていますか?図書館から自由課題のお知らせです。本を読んで心に残った一文を紹介するカードの作成です。
このカードは、休業明けにクラス毎に配布します。先ずはメモをストックしてください。 強制ではありませんがクラス毎に掲示しますので、自分のクラスが一番多くステキな言葉を集められるよう、各自読書時間を作ってみてください。中央祭から11月1日の県民読書の日まで掲示します。後日【一文大賞】の投票も予定しています。
一文紹介メモの準備
紹介する本は、図書館にない本でもかまいません。普段読んでいる本、休業中に読む予定の本、お気に入りの本を紹介してください。
カードには、書名、 著者名、心に残った一文、自分の氏名(ペンネーム可)を記載していただきます。
学校司書のお薦めの本
紹介の2冊は本校図書館にあります。休業明けぜひ読んでみてください。
東京大学への合格が、毎年全国屈指の中高一貫校である関西の名門【灘校】に通う主人公のヒデキ。医者であり、映画監督であり、小説家でもある神童の著者が受験のコツも描いてくれています。天才の習性が書かれているのに、ちっとも偉そうではなく、自信の無さや女子にもてない外見、いじめにあったことなども潔く書かれています。はるか昔、私が可愛らしい中学生だった頃、隣の席だった〇〇君は東京大学へ二度合格した奇人でした。自分の周りのヒデキを探しながら読んでみてください。
和田秀樹『灘校物語』2019.サイゾー
ISBN978-4-86625-124-0
「司書さん、『ひと』って読みました?」去年の3年生に聞かれた時、ピース又吉直樹の『人間』は読了していたので、「『人間』じゃない?読んだよー」と私。「違います(笑)『ひと』です(笑)面白いから読んでください‼」と逆ナンならぬ逆お薦めしてくれた1冊です。いつもお薦めする側なので新鮮で、卒業間近だったので感想を語り合えませんでしたが…(Kさん読みましたよー)
皆さんは、ほとんどの人が大学進学を希望していると思いますが、何の迷いも困難も無く(成績は除く)進学を希望できる環境に感謝できていますか?皆さんと同世代の主人公の苦労と爽やかな若さ光る物語です。
小野寺史宜『ひと』2018.祥伝社
ISBN978-4-396-63542-8